決算(個人) > A0127   金額だけを入力して青色申告決算書を作成できますか?

A0127   
金額だけを入力して青色申告決算書を作成できますか?

回答

できません。

詳細

青色申告決算書は、帳簿で入力した仕訳の金額をもとに作成されます。

すでに他のソフトなどを利用して帳簿の作成が終わっており、試算表が作成済みの場合は[科目残高入力]ウィンドウで前期からの繰越金額を入力し、試算表の借方合計、貸方合計を勘定科目ごとに入力することで青色申告決算書を作成できます。

借方合計、貸方合計を[科目残高入力]ウィンドウで入力するには、データ新規作成の際に「期中導入をする」を選択する必要があります。

1月から11月の借方金額、貸方金額を[科目残高入力]ウィンドウで入力し、12月の借方合計、貸方合計を振替伝票で入力して1年分の取引金額の入力を完成させてください。

次の手順で会計データファイルを新規作成し、青色申告決算書を作成できます。

注意

会計データファイルの作成

次の手順で、会計データファイルを作成します。

手順

  1. ナビゲーションバーの[データ管理・ツール]から[会計データファイルの作成]ボタンをクリックします。
  2. [新規作成]ダイアログが表示されるので、以下の設定を行い[OK]ボタンをクリックします。

[勘定科目体系]:「個人/兼業」「個人/一般」「個人/不動産」「個人/農業」のいずれかを選択。

[会計年度]:決算書を作成する年度を入力。

[期中導入をする]:クリックして選択し、 [「12」月度から仕訳を入力する]と入力。

[製造原価報告書を使用する]:必要な場合にのみチェック。

[電子帳簿保存を使用する]:必要な場合にのみチェック。

  1. 会計期間確認のメッセージが表示されるので、[はい]ボタンをクリックします。
  2. [ファイル選択]のダイアログが表示されるので、[作成]ボタンをクリックし、会計データファイルを作成します。
勘定科目ごとの残高の入力

前期からの繰越金額を勘定科目ごとに入力します。

手順

  1. ナビゲーションバーの分類[導入の流れ]から、[科目残高の入力]ボタンをクリックします。
  2. [科目残高入力]ウィンドウが表示されるので、[月度]で[前繰]を選択します。
  3. 各勘定科目の[前期繰越]に前期からの繰越金額を入力し、コマンドバーの[前繰差額調整]ボタンをクリックします。

メモ

残高を入力する勘定科目が存在しない場合は、[科目設定]ウィンドウで勘定科目を作成してください。

勘定科目の作成方法は、関連トピック「A0088:勘定科目を新しく追加できますか?」を参照してください。

1月~11月の借方金額と貸方金額の入力

作成済みの試算表をもとに1月~11月までの借方金額、貸方金額を勘定科目ごとに入力します。

手順

  1. [科目残高入力]ウィンドウの[期間]で[1](1月)を選択します。
  2. 各勘定科目の[借方][貸方]に1月の借方金額合計、貸方金額合計を入力します。

  1. 2月~11月も手順9と同様に[借方][貸方]に各勘定科目の金額を入力します。

メモ

青色申告決算書(一般用)の2ページ「月別売上(収入)金額及び仕入金額」に月別の金額を印刷する必要がない場合、1月から12月の借方合計、貸方合計の金額をまとめて入力して青色申告決算書を作成することもできます。

12月の借方金額と貸方金額の入力

12月の金額は、[科目残高入力]ウィンドウでは入力できないので、[伝票]ウィンドウから入力します。

手順

  1. ナビゲーションバーの分類[日常]から、[伝票]ボタンをクリックします。
  2. [伝票]ウィンドウが表示されるので、[日付]に「12月31日」と入力し、12月分の借方金額、貸方金額を勘定科目ごとに入力します。

  1. [バランス]が0になっていることを確認し、[登録]ボタンをクリックします。
青色申告決算書の作成

青色申告決算書は次の手順で作成できます。

手順

  1. ナビゲーションバーの分類[決算]から、[青色申告決算書作成]ボタンをクリックします。
  2. [青色申告決算書作成]ダイアログが表示されるので、必要に応じて事業主の情報などを入力します。
  3. [出力対象]で[2ページ][3ページ]を選択すると、内訳を入力する画面が表示されるので必要に応じて入力します。
  4. [印刷]ボタンをクリックします。
  5. [印刷]ダイアログが表示されるので設定内容を確認し、[印刷]ボタンをクリックします。

 

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