A0047
2台のパソコンで同じ会計データファイルに取引を入力できますか?
回答
2台で同時に入力することはできませんが、バックアップファイルを使った代替方法があります。
詳細
どちらかのパソコンで取引を入力した会計データファイルのバックアップをとり、そのバックアップファイルをもう一方のパソコンで復元することで、双方のパソコンで同じ内容のデータを保持できます。
2台のパソコンを1人で使用する場合(会社と自宅など)は、取引の入力を始める前にパソコンの会計データファイルを最新の状態にしてから入力を開始します。
複数の人数で使用する場合は、一方のパソコンで取引を入力しているときに、もう一方のパソコンでも同じ会計データファイルで取引を入力すると双方の取引の入力内容が合わなくなってしまうので、入力のタイミングについて注意が必要となります。
注意
複数台のパソコンで運用する場合は、追加ライセンスの購入が必要です。
詳しくは弊社ホームページの「追加ライセンスのページ」をご参照ください。
操作概要
手順 |
パソコンA |
パソコンB |
1
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製品をインストールします。
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2
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会計データファイルを作成して取引データを入力した後、バックアップファイルを作成します。 |
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3
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(操作は中断します)
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2で作成したバックアップファイルを復元し、取引を追加入力した後、バックアップファイルを作成します。 |
4
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3で作成したバックアップファイルを復元し、取引を追加入力した後、バックアップファイルを作成します。 |
(操作は中断します) |
5
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(操作は中断します) |
4で作成したバックアップファイルを復元し、取引を追加入力した後、バックアップファイルを作成します。 |
6
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以降、4~5を繰り返して運用します。 |
具体的な操作については以下をご参照ください。
手順では、双方のパソコン間でのバックアップファイルをやり取りするためにメディア(USBメモリなど)を利用しています。
パソコンAでの操作(操作概要の2)
パソコンAで会計データファイルを作成し、バックアップファイルを作成します。
手順
- 会計データファイルを作成します。
製品を起動すると表示される[新規作成]ダイアログで、事業所名などを必要に応じて入力し、[OK]ボタンをクリックします。
- 取引入力後、バックアップファイルを作成します。
バックアップファイルを保存するメディア(USBメモリなど)をセットし、ナビゲーションバーの分類[データ管理・ツール]から、[バックアップファイルの作成]ボタンをクリックします。
- [バックアップ]ダイアログが表示されるので、[変更]ボタンをクリックします。
- 表示されたダイアログで、[リムーバブルディスク]などのバックアップファイルを保存するメディアを開きます。
- [保存]ボタンをクリックすると[バックアップ]ダイアログに戻ります。
- [OK]ボタンをクリックすると、指定したメディアにバックアップファイルが作成されます。
パソコンBでの操作(操作概要の3と5)
パソコンAで保存したバックアップファイルを読み込んでデータを入力します。
手順
- 製品を起動します。
[新規作成]ダイアログが表示された場合は、[キャンセル]ボタンをクリックして閉じます。
- パソコンAでバックアップファイルを保存したメディア(USBメモリなど)をセットします。
- ナビゲーションバーの分類[データ管理・ツール]から、[バックアップファイルの復元]ボタンをクリックします。
- [バックアップファイルの復元]ダイアログが表示されるので、[復元したいバックアップファイル]の[変更]ボタンをクリックします。
- [復元したいバックアップファイル]ダイアログが表示されるので、「リムーバブルディスク」などのバックアップファイルが保存されているメディアを開きます。
- 復元したいバックアップファイルを選択し、[開く]ボタンをクリックします。
- [復元後のデータファイル]の[ファイル名]に手順6で選択した「バックアップファイル名.baf」という名前が設定されます。
ファイル名を変更する場合は、[変更]ボタンをクリックし、ファイル名を入力して[保存]ボタンをクリックします。
- [バックアップファイルの復元]ダイアログの[OK]ボタンをクリックすると、手順6で選択したバックアップファイルが復元され、開きます。
- 追加で取引を入力します。
- バックアップファイルを作成します。
作成したバックアップファイルには、パソコンAで入力したデータにパソコンBで入力したデータが追加された状態で保存されます。
パソコンAでの操作(操作概要の4)
パソコンBで保存したバックアップファイルを読み込みます。
手順
- 製品を起動し、ナビゲーションバーの分類[データ管理・ツール]から、[バックアップファイルの復元]ボタンをクリックします。
- [バックアップファイルの復元]ダイアログが表示されるので、[復元したいバックアップファイル]の[変更]ボタンをクリックします。
- [復元したいバックアップファイル]ダイアログが表示されるので、「リムーバブルディスク」などのバックアップファイルが保存されているメディアを開きします。
- 復元したいバックアップファイルを選択し、[開く]ボタンをクリックします。
- [復元後のデータファイル]の[ファイル名]に手順4で選択した「バックアップファイル名.baf」という名前が設定されます。
ファイル名を変更する場合は、[変更]ボタンをクリックし、ファイル名を入力して[保存]ボタンをクリックします。
- [バックアップファイルの復元]ダイアログの[OK]ボタンをクリックすると、手順4で選択したバックアップファイルが復元され、開きます。
- 追加で取引を入力します。
- バックアップファイルを作成します。
作成したバックアップファイルには、パソコンBで入力したデータにパソコンAで入力したデータが追加された状態で保存されます。
以降、「パソコンBでの操作(操作概要の3と5)」「パソコンAでの操作(操作概要の4)」を繰り返して運用します。
参考
バックアップファイルを復元するときに「同名のファイルが存在しているため、ファイルを作成できません。」とメッセージが表示され復元できない場合は、ファイル名を変更する必要があります。
メッセージの[OK]ボタンをクリックすると、[復元後のデータファイル]ダイアログが表示されるので、ファイル名の後ろにバックアップファイルを復元する日付を入力するなど、ファイル名を変更して[保存]ボタンをクリックします。
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